代表ご挨拶

2018年 年頭のメッセージ
 皆様、それぞれに新たな気持ちで新年を迎えられたことと思います。2017年には米国でトランプ政権が発足する一方、北朝鮮の核とミサイル開発が進むなど、地域情勢が不安定性を増しています。
 一方ネパールでは、2015年9月20日に新憲法が公布されましたが、ネパール新憲法は、国際的な基準に照らしても、国民の平等、信教の自由から民主的な統治機構に亘り、非常に民主的な憲法です。そしてその新憲法に基づき地方選挙が2017年5月、6月、9月と3次にわたり順調に行われ、また連邦議会選挙が11月26日(77郡の内32郡)と12月7日(残り45郡)に実施されるなど、連邦民主共和国としての歩みを始めています。新憲法の下で選ばれた政府が安定し、新たな国家建設に着手されることが期待されます。
 そのような中、2017年5月18日にプラティヴァ・ラナ駐日大使が着任され、着任後早々に当協会の年次総会に際し開催したセミナーに非公式に参加、心温まるスピーチをして頂きました。同大使は同年6月下旬に信任状を提出され、正式に活動を開始されましたが、同大使は、新憲法の下で最初の駐日大使で新時代を画するものであり、また最初の駐日女性大使でもあります。
今後ラナ新大使のリーダーシップの下で、新たな連邦民主共和国ネパールと日本との関係が促進され、人的交流、政府開発援助、貿易・投資、観光、そして民間団体の活動など各種の分野において、顕著に増進されることを期待するところです。
当協会を含め、日本としても連邦民主共和国として新たな国造りに乗り出したネパールの人々との交流を一層促進すると共に、基礎的インフラを含め社会経済開発の着実な発展のために政府開発援助による積極的な支援を期待し、また民間団体による各種の協力、支援の輪が広がるよう努めて行きたいと思っています。また文化面では、信教の自由が憲法で定められたことから、ブッダ思想やブッダ遺跡の更なる調査、研究や保存、保護、また2015年4月の大地震で破壊された文化遺産、山岳遺跡の復旧、保存などの広い分野において遺跡探訪や交流活動が行われることが期待されます。皆様の一層のご支援と活動を期待しております。
皆様のご多幸とご発展をお祈り致します。
             公益社団法人日本ネパール協会代表理事/会長
  小嶋 光昭